オプショントレード・LEAPSコールの買い戦略・米国株

現物株の代わりにLEAPSコールを買おう

オプショントレードの初心者に有効な、長期コールまたは「LEAPS」の買いについて解説します。
ここでゴールは、現物株を所有するより低いリスクで、株を所有するのと同じように利益を得ることです。LEAPSコールは株の代替として機能します。

「LEAPS」とは何か?

LEAPS(Long-term Equity AnticiPation Securities)とは長期オプションのことです。
満期まで9ヶ月以上の物をLEAPSと呼びます。期限が長いだけで一般のオプションと同じです。

では始めよう

先ず初めに、銘柄を選びます。あなたが普段株を買う時と全く同じプロセスで選んでください。株価情報なのでファンダメンタルを分析しましょう。
次に、権利行使価格を選びます。LEAPSではディープ・イン・ザ・マネーのコールを買います(コールオプションでは、イン・ザ・マネーとは現在の株価より低い権利行使価格のことです)。この戦略の一般的なルールでは、デルタが0.80かそれ以上の権利行使価格を選択します。
デルタ0.8とは、もし株価が$1上昇したら、理論上オプションが$0.80上昇。デルタが0.9であればオプションは$0.90上昇となります。
最初に、イン・ザ・マネーの株価の最低20%下のLEAPSコールを考えてください。(例えば、$100の株であれば権利行使価格$80かそれ以下のコールを買います。)
しかしながら、ボラリティーが大きい株はよりディープ・イン・ザ・マネーを探してください。
より進んだディープ・イン・ザ・マネーは、オプション価格もより高くなります。なぜならより本質的価値があるからです。しかし、よりデルタが高いという利点もあります。そしてデルタが高いということは、オプションがより株の代替として振舞うということです。

注意事項

覚えておく必要があることとして、長期オプションといえども満期があります。もし満期の翌日に株価が大幅上昇してしまうのは良くないです。さらに、満期が近づくと、オプションはその価値を急速に失います。なので、タイムフレームには注意してください。
基本的なルールとして、満期は最低1年またはそれ以上のコールを買う。これが長期投資家にとって優れた戦略になります。結局この戦略が投機ではなく投資になります。

枚数を選ぼう

では、権利行使価格と満期日を選んだら、何枚のLEPASコールを買うか決めます。株を買うときに慣れている枚数を買うべきです。
もし普段100株買う人であれば、コールは1枚買います。200株なら2枚という感じです。もしオプションがアウト・オブ・ザ・マネーで終わってしまうと、すべての投資額を失うので、買いすぎは禁物です。

急がば回れ

LEPASコールを購入後は、ひたすら待つゲームの始まりです。現物株のトレードと同じように、いくら儲けが出たら利益確定するかを決めておきます。オプションが急激に下落した時に備えて、ストップロス(逆指値)を決める必要もあります。
オプショントレードを成功するためには、投資心理が大きな割合を占めています。一貫性を持ち、パニックせず、欲をかきすぎないようにしましょう。
出典
BUYING LEAPS CALLS AS A STOCK SUBSTITUTE